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2009 11,19 02:15 |
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画像は愛知のヨゴレ、刈在さんのパーカーにあったサバイバルJFLのロゴ。個人的にドクロマークが好きな事もあって、ドクロマークとJFLの組み合わせがカッコ良かったので撮らせて頂いた。 まぁ僕らの場合はブレイクスルーJFLなんだけども、刈谷のサポーターさんにサバイバルJFLとはちょっと生々しい。 JFLに対する気持ちは、北九州が無事にJFLを切り抜けられたオフシーズンにでも書こうと思う。この2年間の濃ゆい思い出は小ネタにするには大きすぎる。無論、来年もやることになったら書かん。 「これも撮って」というので撮影したが、これって撮る必要あっただろうか。 まぁ、彼にとっては必要なのだろう。 先日の琉球戦では、久し振りに会う感じの人が多かった。本城での試合自体が少し間があったからかも知れないが。 ビキニパンツ野郎、ラジコン野郎等、ロクでもないホーリーネームを付けられていた刈在さんも、アゴひげをたらふく蓄えて怪しい風貌をパワーアップさせていた。彼がどこを目指しているのか全く判らない。彼が持ってくる『なごやん』だけが唯一の救いである。 試合後、メガホンで『FC刈谷はJリーグを目指しません!』などと演説を始めた。北九サポーターから『どないせぇ言うねん』的な微妙な拍手が沸く。 今まで我々に演説を垂れたのはホンダロックのヨゴレ総統ぐらいだったのだが、かなり悪影響を受けているようだ。『友達は選んだ方がいいですよ』とご忠告申し上げようかと思ったが、余計なお世話だと思い自重した。 風邪をこじらせて入院していたという翔太くんも無事に戦線復帰。聞けばお姉ちゃんもインフルでダウンしていたとか。T家の衛生管理はどうなっとるんすか。 復帰早々にパパを襲撃中の翔太くん。元気そうだ。 メインスタンドに移ってからポジションが少し変わった。今まで前線にいた僕、ナカニシさん、梅太郎さんなどの濃い目の常連ヨゴレは最後方に陣取り、皆様を暖かく包み込もうという算段である。 ヨゴレとヨゴレで挟み込み、皆様もヨゴレにしてしまおうというオセロ戦法である。ゴールが決まった瞬間には後方突撃隊長(?)の僕が飛び込んでゆくので後ろにも要注意だ。あのエリアに安全な場所など存在しない。 2007年末に結成された伝説のヨゴレ四天王に次ぐ、新四天王の誕生かと思わせる濃度の高い写真。このうちの三人が浜川へ乗り込む予定。 思えば随分と北九仲間が増えた。いきなり溶け込む訳じゃない。僕だって半年ぐらいかかった。OGYさんの『誰この人』的な、つぶらな視線に耐えてようやく馴染んできた。 今をときめく西ヤン達ですら、最初は僕から『何このバカップル』的な眼差しを受けていたのだから後は推して知るべし。 NW北九州というチームを通じて、少しずつ拡がってきた輪、それは爆発的な拡大ではなくジワジワと培ってきたからこそ強固なのだ。例え僕がそこにいなくても、彼らはそこにいるだろうと信じる事が出来る。なぜなら知り合う前から彼らはそこにいたんだから。 入りにくさは判る。入ったとしても浮いているのではないかという不安も判る。僕もそうだったから。でもちゃんと見ている。増えてゆく仲間を。拡がる輪を。 さて、次のアルテ高崎戦は、22日の他チームの結果如何に拠っての4位以内確定ばかりに目を奪われがちである。 追い詰められているのはガイナーレ鳥取であって、北九州は優位に立っていると言う。果たしてそうだろうか。 それなら、今感じているこの『ぼんやりした不安』は一体何なのか。 最終戦に待ち受ける相手は、いよいよ戸塚の魔法が浸透し始めた町田ゼルビアであり、22日に競争の対象であるガイナーレ鳥取、ソニー仙台が勝利した場合、我々にとっての高崎戦は今まで以上に重要性を帯び、ぼんやりした不安ははっきりとした不安に変わってゆくだろう。 早い話が、22日の他チームの結果がどうなろうとも、どっちへ転ぼうが高崎戦はニューウェーブ北九州というチームの帰趨を決める重要な一戦であるという事だ。 J参入の4位以内が確定するかも知れないなどと、花摘み乙女のような好奇心でノコノコ高崎へ出向いた場合、凶暴な野犬の群れに八つ裂きにされてしまうだろう。 高崎戦は全てを掛ける試合である。 追い詰められてるわけじゃないが、優位に立っているわけでもない。 結局、勝利以外に道が拓かれることはない。 四位以内が確定するかも知れないという希望の周囲に漂う、ぼんやりした不安。そいつを振り払って希望を掴め。次への道を拓け。選ばれたチームだけが味わえるこのプレッシャーに、今こそ一丸となって打ち勝つ時だ。 調子が良かろうが悪かろうが、やらなきゃいけない時ってのは、まさに「今」なんだと思う。 *一番下の画像は入院していたという『オトン、サッカー場へ行こう』の『オトン』。取材受けまくり。 『すっかり有名になってしまいましたね』と声を掛けると、顔を真っ赤にして照れながら、『ありがた迷惑だ』と笑った。賭けてもいいが、オトンは息子を誇りに思っている。 PR |
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2009 11,17 09:23 |
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次はアルテ高崎。前期、本城での試合は負けたね。いろいろあったね。 FC琉球に大勝した次が、後期に入って調子を落としている高崎という事で、北九州の選手やサポーターが高崎をナメてかかると思っているヤツは、モニターの中の世界だけが全てのとんだファック野郎である。 僕はこのタイミングで高崎戦が回って来た事に、フットボールの神が意地と執念のぶつかり合いを観たいと仕組んだのではないかとさえ思っている。 J参入の可能性があるから、それも確かに重要だが、それ以上に高崎に勝つ事でしか癒せない傷が北九州にはある。高崎に勝ち逃げを許すわけにはいかない。順位はその後からついてくればいい。 そして高崎はホーム最終戦にやってくる北九州が、4位以内確定と前期対戦のリベンジに燃えている事を重々承知した上で、もう一度、北九州の鼻っ柱をへし折ってやろうと意気込んで来るだろう。 浜川では本物の執念のガチバトルが展開され、闘争心と冷静さのバランスの取れた本物のチームが勝つだろう。それがNW北九州であると信じている。 琉球戦の試合後、『浜川には行くんですか』と色んな人に声を掛けた。初めて話した人もいた。 行きたくても行けない人達は大勢いる。行けない理由は色々あると思う。僕も行けない。それでも高崎戦の重要性はみんな判っている。 これまでホームや様々なアウェイでの死闘を支えてきた人達だ。今回、遠く浜川で行われるクラブの運命を大きく左右する一大決戦に参加出来ない歯がゆさを判って頂けるだろうか。 『行きます』、『当然』と、既に浜川遠征を決めておられる人も大勢いた。僕は浜川へ行くと答えた人達と片っ端から握手して回る。 『託します!オイシイとこ全部持って行っていいですけ、何としても勝利を!』と伝えると、『任せて下さい』、『みんなの魂持って行きます』等、熱い言葉を返してくれた。 ナカニシさんより『えっ、行かないの?』的な事を言われたので行けない旨を伝えると、『タオルマフラー持って行こうか?』と手を差し出された。0.5秒で把握した。 マジっすか!と応えながらタオルマフラーを首から解き、返答を待たずにナカニシさんの手に押し付ける。 そうか、その手があったか。JFLでの旅の中で、常に僕と共にあり、本城の日差しを浴び続け、岡山の雨に打たれ、守山の風にもたなびいたタオルマフラー。どこへ行くにも一緒だった。勝った試合で振り回し、負けた試合で顔を覆った思い出の一品である。 それが同志の手によって浜川へ行く。 僕の体はここに残るが、僕の分身は確実に浜川の決戦場にいるのだ。 本当に嬉しい提案だった。最後にナカニシさんが、『負けたら捨ててきます』とつぶやいた。 半ば本気っぽい表情に『えっ・・・』と思わず絶句したが、う、うむ、それぐらいの覚悟で臨むということだろう。場合によっては僕の思い出のタオルマフラーの命運も懸かってしまったのだろうか。 その夜遅く、団長より『オレ様のブログで使ってやるから画像を何枚かよこせコノヤロー』的な連絡が入る。 ねーよそんなもんと思いつつも、団長にプロレス技を掛けられていたイケメンサポーター・ヒロノさんの勇姿を思い出して、渋々渡す事にした。 と、思ったのだが、琉球戦の日に撮った写真のほとんどが翔太くんであり、他は悪ノリ連中のヨゴレ画像ばっかりだと気付いて愕然とした。 全体像を把握できる写真は2・3枚しかない。 これでは完全に子供好きのヨゴレマニアというか、変態スレスレの人である。 とりあえず自分のブログではボツにした画像を送る。『お前んトコのとおんなじ構図じゃねーかよ!』とクレームが入るが、だからないんだってば・・・。しかも使ってるし・・・。 あれこれ話した最後に、『高崎に行けねーヤツの分までやってくっから!』と言って電話を切った。どこまでもツンデレな男である。そしてその一言が何よりも嬉しい。 浜川に何人が集まるかはわからない。4位確定の瞬間が見たいだけのワナビー共もいるだろう。しかしそんなことはどうでもいい。 こちらから確実に本物を送り込む。クソアツイ言葉とクソアツイ握手で、託し託された遠征隊が浜川へ行くぞ。 北九州から浜川へ向かう一人一人は一人であって一人ではない。例えどんなに遠くに離れていても我ら常に共に在る。 そして僕のタオルマフラーは浜川で全てを見るだろう。 |
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2009 11,15 20:46 |
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決戦の朝、命懸けで目を覚まし、命懸けで家を出て、命懸けで本城に入り、命懸けで戦う北九州が、果たして負けるなんて事があるだろうか? 命懸けで戦うというのは、決して追い詰められたからじゃなくて、明日を信じているからこその戦い方なのだ! 手繰り寄せるッ!自らの手でッ!希望をッ!明日をッ!Jリーグをッ! '09JFL後期第15節 ニューウェーブ北九州 4-1 FC琉球 そんな島本和彦+荒木飛呂彦チックな前振りから始まるBRIGADE京築、なんというか今日はもうヘトヘトになりました。精神的な意味で。 今日負けたらもう何も書けないだろうからブログの更新も止めてやるってなぐらいな気分だった。いや、実際に負けてたらヤケクソでガンガン更新してチームと心中するのも一興かな、とか。 とにかく引き分けすら負けに等しい状況で、選手達が気持ちを見せてくれたと本当に思う。 前半、CKから中に落ちたボールを大島選手が蹴り込んで先制、危うく飛びそうになったが、いやいやまだまだ!という気持ちからブレーキ。選手達も緊張感は途切れていない。 なぜなら、相手の10番を中心とした素早いワン・ツーにNWの方がバタバタしていたからだ。DFが振り切られるシーンに何を安心できようか。 琉球の同点ゴールまではそれほど経ってなかったと思う。北九州のDFの人数は足りていたはずだが抜かれて同点に追いつかれた。 今までと違ったのはここからだ。 桑原選手がボールを掴んで素早くセンターサークルに戻ってゆく。他の選手達も落胆の表情を見せずにポジションに戻り、『はやく始めようぜ』と言わんばかりだ。 コールの最中にゴールを決められたサポーターも、いままでなら声量がガクンと落ちるところだが、今日は同点に追いつかれた瞬間からむしろ声量が増した。後でソメザイル氏が『同点にされた事に気付かなかった』と言っていた事からもその時のテンションが判って頂けるかと思う。 追いつかれた時にがっくりきたか。全然。むしろ今から、ここから本当の勝負だな、と。それは僕個人の気持ちではなく選手達やサポーター、NWを応援してきた人達全員が感じた事だと思う。 そういう雰囲気、気持ちをプレーで代弁してくれたのが大島選手の2点目。即座に追いついた。遠くから観ていたが、ネコ科のケモノが獲物を仕留める様なしなやかさで右サイドを突破し、斜めにズドン!シビレた。 これで満足したか。全然。まだ足りねぇ。もっとだ。そしてその気持ちも僕だけじゃない、選手やあの場にいた人達みんなが感じていたはずだ。 HT中、おそらくロッカールームで監督や選手達は気合を入れまくっていただろう。 後半開始直後に冨士選手が混戦から叩き込んで3点目、これで攻撃陣はノリノリである。 たまにカウンターを喰らっても桑原選手を中心に相手の攻撃をガンガン摘んでゆく。 バックスタンド側からのFKのこぼれ球をまたしても冨士が蹴り込んで4-1。大差がついて雑になるかと思われたが攻撃的なオーラが全く途切れねぇ。 危険なシュートを浴びてもGK水原選手が好セーブ連発、ああ、あの男はもう1点もやらないつもりだなとしっかり伝わってきた。 琉球は素早いショートパスの連係に活路を見出そうとするが、今日のNW北九州、気迫が違う。『まだ点はもらうが、もう点はやらん』というドSモードになっている。 完全にノッてきた冨士選手や途中出場の宮川選手などが、オレが決めると言わんばかりの勢いだ。特に宮川選手はこのゴールラッシュに名を連ねたいという気持ちがはっきり見て取れる。持ち過ぎだと思われた人もいたかも知れないが、これは悪い事じゃない。ゴールに飢えているんだろう。まだ2試合あるぜ宮川。 前半の落ち着かない空気はもうなかった。勢いは途切れず攻め続けて終了。 Jリーグを大きく手繰り寄せる勝利を挙げた。 実に9月12日のMIOびわこ戦以来の本城での勝利、ついでに対JFL九州勢全勝というオマケまでつく一勝となった。 #29 大島康明 今日の2点はデカイ。特に同点に追いつかれた後に即座に突き放したゴール。レンタル元の徳島ヴォルティスのサポーターから最も愛されている選手らしいが、あんな激アツなゴールを見せられては惚れるのも仕方ない。正直、借りパチしたい。 # 5 桑原裕義 落ち着かない時間帯にひたすら相手の攻めを潰し続けた。本当に頼りになる男である。 # 7 冨士祐樹 ノリノリ。一時期、ミスを恐れ萎縮して遠慮がちにプレーしているように見えたが、吹っ切ったようだ。ちょっとノリノリ過ぎるプレーもあったが、悪い事じゃない。我々を熱狂させた連続ゴールは気迫がボールを足元に呼んだのだ。 いつもは後半20分過ぎ辺りから足が鈍る#20関選手は最後まで勢い落ちずキレキレ。#8日高選手のヒールパス(だったかな)に鳥肌。日高選手の代わりに入った#6佐藤選手も相手GKの位置を見てロングぶっ放すなどその意気や良し。 今日はチームとして気持ちが入っていた。前節の敗戦がよほど悔しく不本意なものだったと思われる。『あの試合だけで俺達を判断すんなよ』と。 一蓮托生だよ一連托生。泣くも笑うも全員同じものを見ることになるんだ。 それは浜川か、或いは本城か。それだけの話だ。 *今日のベストショット。応援に疲れてオネムな翔太くん。NWのタオルマフラーがよく似合う。 スタッフのお姉さんに声を掛けられてもガン無視。そこがまた可愛いシャイな翔太くん。仕方ないね。 そのお姉さんは僕をガン無視だった。・・・仕方ないね。 あと、試合前の『天下一武道会』や『勝利の四の字固め』、愛知からの飛び道具『勝利のヨゴレコンビ』や『エイジーニョパパ』、『BRIGADEお土産争奪戦』など、いろいろあったが、この画像を見てるとどうでもよくなったので次に回そうと思う。 僕にとってはそんなヨゴレ共の画像より翔太くんの寝顔で今日の更新を締めたいのだ。それも仕方ないね。異論はないと思う。 今日の勝利は本当に嬉しかった。誇らしかったぜ、NW。 ああ、そうそう、一番上の画像ですが、個人的にいいなぁとは思うのですが、ただ一人TOMMY氏がおもっきりカメラ目線で満面の笑み。容赦なく一人だけモザイク掛けてやりました。仕方ないね。あの位置からカメラ目線決めるなんて。 |
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2009 11,13 11:10 |
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JFL二年目、応援の環境が最もハードだった試合はどれか。 昨シーズンは3月の雨に打たれ性器も縮み上がった桃スタでの岡山戦、11月末に琵琶湖のほとりで半袖Tシャツ一枚になった時点で間違いだった守山での佐川戦、今シーズンは体調不良も重なり7月の日差しに意識朦朧とした宮崎でのロック戦等々が挙げられる。 しかし、僕の中で、過酷さという点に於いて最も強く印象付けられたのは去年の7月6日13:00キックオフの本城での琉球戦だろうか。 朝から茹だるような空気で、日差しはあるのに風はなく、雲はあるのに本陸の真上だけを見事に避けて通ったあの日だ。当然バックスタンドには日差しから逃げられる場所などない。 加えて、当時は本城陸上競技場の第一次改修が始まっていて、トラック部分を剥ぎ取っていたもんで、剥き出しのコンクリからの照り返しで、体感気温は軽く体温を越えていただろう。冗談ではなく死にそうだった。 もう、声を出す度に口からエクトプラズムを吐いているのではないかと思う程で、あやうく幽体離脱に成功しかけてしまうぐらいにハードな一日だった。当日の写真がほとんどない事からも余裕のなさが窺い知れる。沖縄クッキーの写真しかなかった。 そうそう、トルシエが来たんだ、あの日。 試合の方もセットプレーからのワンチャンスをモノにした琉球に負けて。 そしてこの試合が『夏の大失速』と呼ばれる苦難の季節の到来を告げるものになってしまった。 直前までHondaを追い詰め、カターレ富山を粉砕し、上位陣相手に互角以上の戦いを見せて、意気揚々としていた矢先の出来事だった。 あの琉球戦以降、僕らは実に悩み多き日々を送ったよ。思いつくまま書いていたこのブログもあの頃から随分と気を使って書くようになった気がする。そうでもないか。 ・・・さて、時は巡って再び本城でのFC琉球戦。 北九州にとって引き分けすらも厳しい状況下、FC琉球は前節で横河武蔵野を破って調子は上向きの様子。 でも、もうそんなことはどうでもいいね。勝ちたいね。勝てるかな?勝たなきゃな。あと残りたった三試合。それがニューウェーブ北九州に残された時間。 でも、全てを出すには充分な時間だと思う。残り三試合、精一杯やって、それでもダメなら仕方ねーわ。 今、北九州地方は雨雲に覆われているが15日は晴れの予報。 この雨が止んだ時が決戦の合図。総力戦の夜明け。 過酷で素晴らしきJFLの旅の終わりまで、あと三試合。 |
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2009 11,11 20:03 |
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「嵐の翌日、小雨を伴った冷たい風が吹く平日の昼11時に、北九州の辺境とも言われる新門司での練習試合を観に行くようなヤツは、絶対マトモな仕事をしてないよね。」 と、言われるのを覚悟で行って来ました新門司。夜勤明け余裕でした。そんでもってただいま爆睡から目覚めて候。 いや~寒かったね~。仕事疲れの体に小雨交じりの寒風がコタエたわい。 ああ、新門司の自販機にホットコーヒーはないのか・・・。 練習試合 ニューウェーブ北九州 2-0 沖縄かりゆし まずは沖縄かりゆしについて個人的な雑感をちょっぴり。 前回のヴォルカ鹿児島に続いて思い出の九州リーグシリーズ第二弾(勝手に命名)、沖縄かりゆしとの練習試合。かりゆしと言えば僕の中では村田大を精神的支柱とした熱血チームという印象があったが、もう退団してたんだね。 村田はグダグダになりかけた沖縄かりゆしを纏め上げて、下馬評を覆すチームに変えた張本人だったと僕は思っていた。試合に出なくてもベンチでチームメイトを鼓舞するだけで足が止まりかけた選手達を走らせた、そんな印象。真面目で優しく熱い言葉は、かりゆしの選手やサポーター達をどれほど勇気づけただろうか。 彼らは九州リーグの毒蛇、ハブのようなチームとして、下馬評を覆し格上と言われるチームを次々と毒牙にかけてきたが、フィールドプレイヤーは牙であり、強者を打ち倒したその猛毒の正体は村田であり中川だったと。 そんな熱血野郎達が抜けてどのように変貌したのだろうかと多少の興味もあったが、少し洗練された印象を受けた。 ちゅーか見覚えのあるヤツがいる。去年、ファジアーノ岡山にいた関隆倫が10番を付けている。 沖縄かりゆしはもう明らかに関隆倫を中心としたチームだった。もし、村田達が残した『毒蛇』としての伝統を受け継いでいるなら、かりゆしは地域決勝でもヤバイ存在になるだろう。 同組には天皇杯で名を挙げた松本山雅がいて、最有力と思われるが、個人的には下馬評をひっくり返して九州リーグの毒蛇ぶりの健在を見せてもらいたいと思っている。 長くなった。無駄に。 前半は主にスタメン組中心のチーム編成。中盤の制圧力が目に見えて違う。 NW北九州の中盤というのは今のJFLでもかなりのもんだと思っている。中でもやっぱり佐野選手が目立つ。パスワーク素晴らしい・・・美しい。 ただ、NWの試合を何試合か観た事がある人なら映像が浮かんでくるかもしれないが、そこまで押し込んでおきながら何故・・・、という場面が繰り返されたりする。 桑原選手が『シュートで終わろう!』と声を掛けると、僕も釣られてウンウンと頷いてしまった。 それから間もなく当の桑原選手がPAちょい手前辺りから豪快に蹴り込んで先制。有言実行。凄いヤツだ。 ちゅーか、練習試合とはいえ桑原選手のゴールという貴重なものを観てしまった。レアだぜ。 全体的に優勢、攻め込まれるシーンはほとんどなし。2,3回はあったかも知れん。それ以上あったかも知れないが特に危険と思えた印象がないんだから仕方ないね。 個人的にはCKや自陣PA近辺からのFKなど、セットプレーをガンガン受けてもらいたかったのだが、中盤で制圧しちゃうもんで、余りなかったのは残念。悪い事じゃないんだけど折角だからね。 多分、TDK戦の敗戦のショックで僕が心配症になっているだけかも知れない。 そんな感じの前半。 HT中、聞くつもりはなかったけど、新門司という場所柄、審判さん達の会話を聞いてしまった。デビルイヤーは地獄耳、まさにBRIGADEは地獄耳である。 といっても目の前だったんで・・・。 『11番(宮川)と5番(かりゆし)の押し合いがねぇ・・・』と聞こえる。要約するとこうだ。 宮川は競り合う時に腕で相手DFを押しのけようとする、だから相手DFは宮川の腕を掴んでしまう。宮川のプレーは悪質ではないが判断が難しい、と言う感じ。 宮川が目を付けられていると感じたので『そんなことないです、宮川は本当は心の優しい子なんです』と耳打ちしようかと思ったが、審判団の間で『新門司にはヤバイ奴がいる』と噂が立つのも困るので自重した。 宮川の腕っちゅーか、相手選手を押しのけるのってフツーな感じがするが。マグロで突っ込めってのかい。まぁ宮川選手は腕力もあるんだろう。ガチムチプレーが目に付くのは止むを得まい。 後半はごっそりメンバーを入れ替え、リザーブ組中心の編成。と、書くとなんだか後ろ向きな感じがするので、あえて『九州チャレンジャーズリーグで勝ちまくってるメンバー中心の編成』と書いてみる。うむ、我ながら聞こえがよい。 ただ、後半から中盤の制圧力が落ちた。かりゆしに組み立てを許している。『中盤の制圧力ってなんだよ』とツッコまれそうなので補足すると、要は判断の速さじゃないかと。 ボールを受けた時に生じるプレーの選択肢からのチョイス、その速さ。個人の差はおそらくは1,2秒の差だとは思うのだが、プレーを重ねる度にその差が大きく響いている気がする。前半組との最も大きな違いだと感じた点だ。 とはいえこちらも経験豊富な選手を揃えているのは伊達ではない。序盤、バタバタ感があったシンギ・シンヤを中心とした中盤が落ち着き始めると、なかなか良いパスが出始めた。 相手の左サイドに出たボールに、本日の審判団に注目されちゃった宮川選手がDFをブッチぎるランを見せて、中にいた長谷川選手に高速パス、ワンテンポ置いてキッチリ決めて2-0。キレイに繋がった。 長谷川選手のトラップが若干怪しかったように見えたが、ダイレクトで打つか、ワンテンポ置いてキッチリ狙うか一瞬迷ったようにも思えた。 最近のNW全体に言える事だが、シュートを外した時、或いはキーパーに止められた時の凹み具合が少し気になる。次の琉球戦ではサポーターはその辺を意識してあまり溜め息つかんようにしたい。 シュートを外してもハイテンションで。選手達の攻める気持ち、シュートを打つ意欲を萎えさせないような応援を心掛けたい。シュートを外した選手が『次はゴールにブチ込んでやる』と思えるようなサポートを。 これ、随分前から団長に言われてる事なんだけど、現場では結構難しいんだよね・・・。僕もすぐに「ああ~っ!」とか言うし。まぁ自分を戒める意味でちょっと書いてみた。 後半序盤は中盤の底から攻撃を組み立てるという重要なポジションを任され、動きの硬かった佐藤真也選手だったが、だいぶほぐれてきたのか相手の裏を取る良いパスをバシバシ出し始めた。 相手DFがアランを捉えにくそうにしている事もあって、かなり追加点のニオイが漂っていたのだが、時間もなく2-0で終了。後半組は最初はどうなるかと思ったが最後の方は良くなってたのではないか。 最後に雰囲気だが、今までの新門司にあった牧歌的なホンワカした空気はなく(あれはあれで新門司の良さだが)、良い意味でピリッとしている。秋田での敗戦でチームに何らかのスイッチは入っている。 前回のヴォルカとの練習試合の時にも書いたが、チームはやるべき事はもう判っている。あとはタイトな試合の中でどれだけ出せるか。本当にその勝負だと思う。 長々と書いちゃったけど、もうチームもサポーターも難しい事をやる必要はないね。 15日のFC琉球戦、必ず勝つ。 *最近、僕のテンションがヤバイ事もあって、マジマジと書く事が多くなってる気がする。ちょっとはユルい事を書いたほうがいいだろうか・・・。 |
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