2025 01,15 20:22 |
|
2009 06,07 21:33 |
|
後から来たのに北九州には目もくれずに上へ上がろうとし、それでも北九州は一丸となって追撃し、追い抜き、ブッちぎってJFLへやってきたものの、すぐさま追いかけてきて北九州を追い抜こうと試みた長崎を見事に返り討ちに処した。 久し振りに観る長崎サポーターの入場行進に同期サポーター四天王総帥と「懐かしいねぇ」と穏やかに懐かしむ。 なんか色々あったらしいが、オマエラ・・・元気そうで何よりなんだぜ・・・と、思ったりとか思ってなかったりとか。 勝手知ったる相手と言う事もあって、団長どのが高らかに歌い上げる『長崎は今日も雨だった(改)』を心から笑わせてもらった。我々にとってV・ファーレン長崎という小憎らしいチームが在ることを嬉しく思う。 無論、勝ったから言える上から目線の発言である事は言うまでもない。 '09JFL第14節 ニューウェーブ北九州 1-0 V・ファーレン長崎 選手達はプレッシャーを感じていたと思う。いや、相手ではなく、我々を含めた北九州の観客に。引き分け続きで勝ちきれず、順位をジリジリ下げ、にわかに漂い始めた不穏な空気を振り払うのは勝利以外に有り得ないという状況下、8000人オーバーのホーム本陸での試合だった。 長崎は個人技に秀でた選手が多く、おそらく誰が監督をやってもこれぐらいは出来るんだろうという印象。監督が代わったばかりとはいえ、戦力が目に見えて落ちる事はないなと。 つまり、それは今日も難しい試合になるだろうという予感でもあったが、それでも今日は勝つ以外に北九州の物語を繋げていく道はないと思っていた。 中盤でのせめぎ合いはほぼ互角だろうか、ただ逆サイドにぽっかり空いたスペースを有効に使っているのはむしろ長崎の方だった。相手のちっこい7番の選手が流れるようなプレーをするのが目に付いた。捉えきれずにゴール前にボールを供給されるシーンには胆を冷やした。 同時に中央で待つガタイのいい10番の選手も脅威であったが、北九州のDF陣がよく対応していた。ギリギリのところで弾き出し、さらに畳み掛けてくる相手のシュートコースを潰しまくっていた。 北九DF陣を潜り抜けてまともに打ち込まれたシュートもあったが水原選手が冷静にこれを処理。全体的にシュートを浴びた本数は少なかったように思うが、セットプレー以外は磐石だったように感じた。 FWの二人も負けていなかった。長谷川選手はボールの奪い合い、競り合いに貪欲だった。 僕は以前、長谷川選手は体格差ゆえに競り合いは強くないと書いたこともあったが、今日の長谷川選手はハイボールでも果敢に競っていた。 決勝点となったゴールはヘディングだったが、バックスタンド側から観ていてまさにドンピシャ。僕は背の高い選手が決めたとばかり思っていたが、長谷川選手だったんだね。あの瞬間、長谷川選手が大きく見えたよ。 河内選手も前線をかき回して後ろから飛び込んでくる味方にチャンスを作り出していた。斬り込み隊長としての役割は果たせていたが、後は自身のゴールも観たいところだ。 さて、後半途中まで非常にイライラする展開だった。 どちらかがサクッとゴールを決めそうな予感がさらに焦燥感を募らせ、久し振りに怒鳴り上げていたように思う。 初見のお客さんがたくさんいたのに良くないなぁと今は思うが、その時はもう勝ちたい気持ちと負けたくない気持ちが混ざり合ってハートがパッツンパッツンに張り詰めていたのだ。ご容赦願いたし。 その感情の張り詰めが限界点に到達しそうな時に長谷川選手のゴールが決まった。 久し振りにちょっと壊れたのではなかろうか。 1.5ℓのペットボトルをブチ撒いたが空になるのに5秒かからなかった。 不覚にも四天王総帥と抱き合ってしまってようやく我に返ったが。 その後、全体で守りきって何試合か振りの勝利。 まずは素直に喜び、プレッシャーに打ち勝った選手達を称えたい。 上に何人か書いちゃったけど印象に残った選手をば少し。 #28 長谷川太郎 選手 速いわぁ。そしてなんと言っても今日のドンピシャヘッド。上にも書いたけど大きく見えた。深い意味で大きい選手である。 # 1 水原大樹 選手 ほぼ毎試合スーパーセーブを出している。いちいち挙げるとキリがないのでいつも省略しているが安定している。ここんとこ水原-伊藤-桑原の防御の軸がかなり骨太になってきた印象を受ける。失点の少なさ、それがJ参入の土台になるのは間違いない。 #10 佐野裕哉 選手 アシストはこの男だった。縦横無尽に走り回り決定的なパスを出す。二年前まで北九州が味わっていた嫌な感じを、今日は長崎の諸君らが味わったのだ。 あと冨士選手が出ていたが、なかなか良かったように思うが皆様はいかが。 さて、混戦を極めるJFL、その中で勝ち切れなかったとはいえ負けてもいなかった事が功を奏して、今日の時点で4位までの勝ち点差がわずかに2差。 正直もっと差が付いているかと思っていたが、これ射程に入ってるやないか。 前期を4位以内でターンという希望が、今や現実的な目標として見えている。 次節の水島戦は最下位の相手だが、決して気を抜く事ないようお願いしたい。我々の敵は目の前の水島だけではないと知れ。 北九州の6月反攻の火蓋は切って落とされた。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |