2025 01,17 09:03 |
|
2008 10,29 08:47 |
|
秋のとある昼下がり、MAD総長より『火急ノ用件アリ、至急連絡請ウ』の報に接す。何事でありましょうか、先日の投稿で総長の画像を「普通」と書いた事がまた物議を醸しておるのでしょうか。 夜半、恐る恐る電話す。ケータイの向こうのMAD総長、唐突に「オレのブログに貼ってあるゾンビ・ストリッパーズのミニゲームをどう思う?オレは面白いと思って貼ったんだが誰もツッコまねーんだよ、貴様の率直な意見を聞かせてもらおうか」と、神妙な声色で申される。 「いや、それにツッコむぐらいなら、鼠先輩の時点でみんなツッコんでますよ」と言おうとしたが、先の長崎遠征時に「お前は一言多い」と言われたことを思い出して言葉を呑み込む。 「ああ、あのゲームですか・・・お・・・おもし・・・ろいと思います・・・」と、まいったねコレ的なニュアンスで答えると「やはりお前は違いのわかる男だ」と、ネスカフェ・ゴールドブレンド風味なお言葉を頂く。 よくわからんが上機嫌だ。これは僕の方も以前から気になっていたことを聞くチャンスかと思い尋ねてみた。 「MAD総長、僕が総長に半年前に貸した『少林サッカー』の限定版二枚組みDVD、アレをそろそろ返し・・・」とまで言ったところで「そうそう、次の岡山戦、新団体と一緒にやる事になったから!なりましたから!」とさえぎられてしまった。 MAD総長が良く使う「~したから!しましたから!」の元ネタは何なのだろうかと考えてしまった隙に電話は切られていた。 プー・プー・プー・・・という無機質な電子音だけが響く携帯電話を手に、「オレのDVD・・・」とつぶやきつつ、一番最後の話が一番重要なのでは?と思ったがあえて追求しなかった。 なぜなら何が変わろうが僕の原点は全く変わらないから。変わりようがありませんから。 古い競技場、「え?これで試合を始めるの?」というぐらいの少ない観客、顔も名前も知らない選手達、初めて観た時は何もかもが逆の意味で新鮮だった。 でも今でもよく覚えている。少ないながらも不思議と盛り上がるメインスタンド、躍動する黄色いユニフォーム、ゴールが決まった時の歓声、決められた時の溜め息。 ローカルでマイナーで、Jリーグというメインストリームから外れた場所で繰り広げられる、地方のリーグの小さな試合。でもそこには肌身に触れるような親近感があった。たまに観に行っていた九石ドームでは得られなかった感覚だ。 ゴールが決まって一発盛り上げてやろうと指笛をぶちカマそうとしたが笑顔が邪魔をして上手く吹けず、シュー、シューと無様な空気音を鳴らしていると、後ろにいた家族連れのおいさんが見かねたのか、代わりに見事な指笛を吹いてくれた。 驚いて振り返るとおいさんは僕とは目を合わさず、してやったりの表情でピッチを見ていたが、隣の奥さんはニコニコと微笑んでいた。 知らない誰かと何かを共有できたような気がして不思議な嬉しさを感じた。 そうだった。あの感覚をもっと多くの人と共有したいと思ったところが原点だった。 今ではこんなに立派なヨゴレの僕ですが、そんな純粋な時もありました。 JFLの速い流れの中で、知識と経験と引き換えに原点を置き去りにしちゃってたかなぁと思う。 味わいたいのはあの一体感。同じチームを応援する人達との感情の共有。 徐々に変化してゆく環境の中でも原点はしっかり踏みしめていたい。 そんなこんなで空白の一ヶ月半を経て、再セットアップ完了。 JFLを、ニューウェーブ北九州を楽しみ尽くす所存です。 それにしても、秋の夜長にいい年コイた男二人が電話で「ゾンビ・ストリッパーズ」の話をしているとは世も末である。 PR |
|
コメント |
少林サッカー?ああ、あれね。あれならまんが倉庫に持って行ったよ。
【2008/10/2923:12】||MAD#56a4fbda81[ EDIT? ]
Re:無題
お疲れ様です。まんが倉庫ですか、お互いネタかマジか判らんところが危なっかしくていいですね!オレのDVD・・・。
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |