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「レザボアドッグス、小倉某所」2008年11月30日02:50 『弱り目に祟り目』とはよく言ったもので、先日の『火の七日間』の最中に左目が炎症を起こして、人と目を合わせるのも申し訳ないぐらいにホラーな左目になっておりました。今回の遠征は右目だけで切り抜けるしかない。 そんないつもの「オレ頑張ったアピール」を既に出発前から用意していた我輩をドン引きさせるようなMAD総長のこの一週間の出来事を聞く。 僕の『火の七日間』がマッチの炎程度にしか思えない程の面倒な事だらけだったようで、さすがに今回の団長はイジリ辛い。最後に到着したソメザイル氏から容赦なくイジられて苦笑いを浮かべる団長は心なしか4,5歳老けたように見えた。 「ナチュラルボーン・スカイウォッチャー」2008年11月30日09:00頃 家を出る直前までガッツリ熟睡していた僕はいつになくコンディションが良い。下松から三木まで一息に駆け抜けても、まだ走れる元気が残っていたが、無理せず団長とスイッチ。 冗談抜きで大阪までなら楽勝モードだ。JFLの遠征に参加するようになって日本列島の距離感が狂い始めている。 ハンドルを握る団長は普段以上に毒舌である。目に入るもの全てに毒づく。「オマエのブログはつまらん。何が自分で自分を褒めたいだ、オレみたいにもっと自分に厳しくなれ」と説得力ゼロの説教をされる。 積み重なった気苦労がここまで人の心を歪めるものなのだろうか。 栗東で降りるものと思っていたが、ナビが示すのはなぜか琵琶湖大橋を渡るルートだった。遠回りにも思えたが湖越えが少し楽しみになったのでさほど苦にならない。 左手に比叡山が見えた為、「あれが有名な比叡山ですよ」と声を掛けたが二人からは「どうでもいい」「興味ねー」と冷え冷えとしたリアクションしか返って来ない。 それにしてもこの日は空が非常にキレイだった。先日の強風が大気を入れ替えたのか空気も澄んでいて山もキレイ。曇り空の下でしか見ることの無かった琵琶湖も今日はキレイに見える。 「BRIGADE in 守山」2008年11月30日10:00頃 競技場に着くとさっそくスタッフいじりを開始。といっても我々が陣取る場所や横断幕の掲示場所の確認、鳴り物使用の可否などを前以て打ち合わせをしているのだが、アウェーではこれをやっているかいないかで、やり易さにかなり差が出る。 「あの建物は何ですか」と圧倒的な存在感を示すカラフルな建物について尋ねようとかと思ったが、話し合いが思いのほか円滑に進んでいるようだったので自重した。と言うか、これは見えても見えない振りをするのが大人の対応だろう。それにしても空がきれいである。 観客がかなり少ないのではないかと思えたが、北九州と同じで試合開始直前からわらわらと人が集まって来る。 結局はメインスタンドはかなり賑わっていた。北九側もそれなりに集まっていて安心。 団長は競技場正門近辺にあった銅像に興味を持たれた様で写真を撮ってくれと僕を呼ぶ。 仕方ないので2,3枚撮影すると、「オレも撮ってやろうか」と声を掛けられたが、「いや、全然興味ないんで」とバッサリ切り落とす。 団長は「フッ・・・」と少し寂しそうな笑顔を浮かべてスタンドの方へと戻って行かれた。まるで初めて娘に一緒に風呂に入る事を拒絶された父親のような切ない表情であった。一体どれだけ心が疲れ切っているんだこの人は。 「ネバーエンディング北九州」11月30日15:00頃 JFL後期第17節 SAGAWA SHIGA FC 2-0 ニューウェーブ北九州 比叡山の山並みから吹き降ろしてくる風が、琵琶湖でさらに冷えて我々を凍えさせたこの日、JFL2008年度、最後の試合は残念な結果に終わりました。 実にきれいなゴールを決められた。後半、北九州も捨て身の攻撃で1点を取りに行くが、佐川の組織的なディフェンスにコースを遮られ続け、無得点のまま試合終了。 気迫が無かったワケでもないし、良い選手もいたが、まるで前回のホーム最終戦で燃え尽きたのかなと思えてくるような内容でした。 試合終了後、引退する選手のセレモニーを行う佐川滋賀の人達を横目で見つつ、「今日は北九の日ではなく、佐川滋賀の日だったのだ」と思うようにした。 少し寂しい結末ではあったが、満身創痍でシーズンを戦い抜いた選手達や監督、スタッフには今は労いの言葉しか思いつかない。 今シーズンはこれで終わりですが、北九州の奇跡の物語はまだまだ続いてゆくし、まだまだ登場人物が用意されている気配がする。クライマックスを迎える準備段階に我々は入っていく事になります。 「うちにかえろう」11月30日15:30 美しい琵琶湖も比叡山の稜線も、台無しにして余りある圧倒的な存在感を放つカラフルな建物。中で真っ昼間から行為に及んでいたであろう人達に届けと言わんばかりに叫んだ競技場ともお別れ。 特に寂しさはない。例え来年僕が来れなかったとしても、別の誰かが駆けつけてNWを応援しているだろう。守山で出会った人達とも必ずどこかの競技場で顔を合わせる事になるでしょう。 その時にはまた宜しくお願いします。 それにしてもこの日は空がきれいで夕焼けも非常に美しかった。 どことなく平尾台に似た比叡山の稜線に懐かしさを覚えつつ滋賀を後にする。 今回の遠征はパラッカム様が居られないせいか、思いのほか順調過ぎて困る(ネタ的な意味で)。 浜松遠征以来、謎の失踪を続けるパラッカム様の早期発見が待たれるところです。 「よもやのBRIGADE in 壇ノ浦」2008年11月30日23:10 ETCの関係で午前0時にゲートを通過したいBRIGADE一行、あれだけのんびりチンタラ帰って来たのにまだ時間が余っている、という事で壇ノ浦にて時間潰しを行う。 大津で牛丼特盛り、三木でたい焼き・コロッケ・いか焼きを食した我輩、さすがにもう食べられんと思っていたが、特製カレーが非常においしそうに見えてしまい、思わず注文してしまう。無性に腹が減っているのだ。 団長がうどんを食べつつブログを更新している間にぺロリと平らげる。この壇ノ浦の特製カレーが本気でウマい。今年最後の遠征という事で感傷的になっているせいなのか、食べるものが全ておいしい。 最後の最後で待っていた男3人で関門海峡の夜景を見るという罰ゲームに「最悪」「人生で最も無駄な時間」と容赦ないセリフを吐き出す団長及びソメザイル氏。申し訳ありませんがそれに関しては全く同意見であります。 とはいえ、対岸に見える門司港の点滅する夜景を見ながら、シーズンが終わってしまった寂しさと、しばらくはここを越えなくていいんだなと少し安堵する気持ちとが交差する不思議な時間を過ごしました。 午前0時を越え、小倉に舞い戻ったBRIGADE一行、開幕戦の富山遠征から始まった2008年JFLの旅、ここでひとまず終了でございます。 最終戦を見届けるべく守山へ駆けつけられた皆さん、そして色んな場所で応援して来られた皆さん、本当にお疲れ様でした! |
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