2025 01,17 05:04 |
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2008 08,24 19:52 |
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僕が寝坊して待ち合わせに遅れた事などもうどうでもよい感じになりました。色々な状況を鑑みて価値ある一勝であったと思います。 天皇杯 福岡県代表決定戦 2回戦 ニューウェーブ北九州 1-0 福岡大学 香椎へ向かう車の中でブルーノ・Y・ソメ○カ氏とコブラ・M・パラッカム氏両名から、ただでさえ強いイメージがある福大との楽しくない思い出話を拝聴す。 今日の試合は決して楽な戦いにはならないとの予感は確信に変わる。いや、しかし勝てる、勝たなきゃならんという気持ちはみんなが持っていた。 現地でスタメンを確認、共立大戦の時と同じメンバー。そしてやっぱり同じフォーメーションでした。 共立大戦の時に、「実験」「お試し」という言葉を使いましたが、どうやらこれが今できる精一杯なのかも知れん。しかし不安より期待の方が大きい。 福大に手も足も出なかった時代の話を聞いた。簡単には埋められそうもない差を感じたという。 今日、その差を埋めきってくれ。そんな期待の方が大きかったですね。 序盤は比較的静かな流れでした。むしろ北九州の方が押している気もするが、シュートまではなかなか持っていけない。 宮川選手は危険な選手と認知されているようで最後まで自由にはさせてもらえなかったが、恐れられている分、囮として有効に見えました。その分、やたら古賀選手が走らされてましたが。 相手の10番が危険という話でしたが特に目立たせてはいませんでした。北九のDF陣が上手く対応していたように思います。特に小野選手のカットは上手いなぁと思うシーンがちらほらと。 全体的に線が細い印象の福大の選手達。攻めあぐねている空気が判るぞ。勝てない相手じゃないなと思い始めた時にセットプレーからドグラス選手が得点。 前半の印象はそれぐらいでやや薄めでした。いや、後半がなかなか濃かったもんで。 後半はかなり激しくなりました。相手の9番が入ってから、前線に起点ができたかのように福大がロングボールを多用し始める。9番、そして10番と14番辺りが前線で展開して主にこちらの左、吉野選手を狙ってるようにも見えた。 セットプレーでは相手のデカイ4番が囮になる動きをして9番をフリーにさせようとしていて、かなり危険を感じました。正直に言うと失点の匂いがする時間帯が続いたと思う。 それでも決定的なシュートを寸前で防いでいる。中盤では選手同士の当たりが激しくなり、福大のスタッフや部員、また我々の方も審判へのアピールをするようになると、審判がテンパり始める。 荒れそうな雰囲気の中で試合をコントロールしようとカードを連発、福大にも北九州にも黄色いカードが乱れ飛ぶ展開へ。正直、焦りは感じませんでした。 むしろ焦っていたのは福大の方で、苛立ちが手に取るように感じられる。北九の選手達も比較的落ち着いているように見える。キャリアの違いですね。 福大のセットプレーの時に、前半からドグラス選手と激しくやりあってた相手4番にレッドカードが出される。何が起きたか見逃してしまいましたが、やっぱり福大の方が先にキレたかと。 ところが、ここからさらに激しくなりました。一人少なくなった福大は前線に人数をかけて一点を奪いにくる。 一人少ないという事を感じさせない波状攻撃、やはり一筋縄ではいかんなと。 そして最もヤバかったバー直撃弾、誰もが肝を冷やした。が、この最も危険な一撃で北九州の選手の間に「守りきってやる」という空気が張り詰めたように感じました。 このフィーリング、久し振りだ。これを感じた時の北九は鉄板に化ける。 ロスタイム、相手の最後のセットプレーでGKまで上がってきたが、結局上手くいなしきった。 そのまま問題なく終了。 久し振りの歓喜の輪、特に福大に苦い砂を噛まされてきた人達は福大に勝った事に象徴的な意味合いを見出しているようでした。 【よもやのコラボレーション】 さて、香椎フットボールセンターに到着すると「さわやか杯」の横断幕が見えました。どうやら福岡県の各地区の予選を勝ち抜いた少年サッカーチームが県大会をやっているようです。ここでやっていたのかと。 四天王総帥の息子さんが参加しているということで北九州地区予選を注目していたのですが、我輩の地元の少年チームが敗者復活を勝ち上がって北九州5位に滑り込み、県大会出場を獲得しておりました。 先日は長崎で開かれた島原市長杯で九州中の32チームの中で準優勝してきたりと、このあどけない少年たちのどこにそんなタフなエネルギーがあるのかと感心する事しきりでした。 そんなわけで今日、彼らがいるかも知れんと単独行動でさわやか杯をチラ見しておったら、ちょうどそのチームのTシャツを着た少年を発見、「昨日はどうだった?」と尋ねると「負けました・・・」と悔しそうな表情。 僕が同じ地元から来ていて隣のコートにいると伝えるとパッと表情が明るくなって「え?そうなん?」と急にタメ口。まぁいいけどさー。 「今日も試合あるんやろ、頑張れよ」と声をかけると「ハイ!」と元気よく応えてくれました。なんて可愛いサッカー小僧なんだ。 そんな誇らしい地元の少年チームとNW北九州が同じ空間にいる事に一人感激しておりました。 さわやか杯のサッカー小僧たちやそのご家族、そして指導者の方たちもNWの試合を観ておったようです。声出し応援を始めると周りのコートからも視線を感じました。 天敵撃破、天皇杯予選決勝進出、そして、あの場所にいたサッカー少年達や指導者の方たちの前でNW北九州の勝利を見せられたという事も含めて今日の勝利は価値ある一勝であったかと思います。 内容は少々雑であったかも知れませんがこの際は結果オーライであります。 では今日印象に残った選手を少し。 #4 ドグラス 選手 二試合連続のゴール。体つきが以前よりガッチリしてきた。ソニー仙台戦では焦りまくっていたのかヘディングもスカスカ外してましたがこの天皇杯予選ではキッチリ跳ね返しております。 #6 佐藤 真也 選手 ボランチのポジションで攻守に渡ってかなり忙しそうですが、前回より慣れてきた印象。試合後、「年の割にはよく動く」と言われて苦笑いしておりましたが気にする事はない。誰の目にも働き者に映っているという事でしょう。 #20 吉野 慎司 選手 僕にはこの選手、最近動きが良いように見えるんですが。鳥取戦の時から「吉野、調子上がってるな」と。 今日は途中で交代しましたけど、右SBの小野選手がかなり効果的な守りを見せていた事もあって、必然的に吉野選手が走らされたかなってなぐらいでした。 まぁ攻撃に関しては依然として不足を感じますが、今日は「全員で守りきる北九州」が久し振りに出た事が収穫でしょうか。 調子が良いとは言えなくても、何とかしようという流れは確実にある。今日のような勝利を一つ一つ積み重ねてトップギアに持っていこう。 今日の勝利は確かに価値ある一勝ですが、次の天皇杯予選決勝を勝つことで今日の勝利の価値と意味がさらに高まると思いにけり。 NW北九州の名を県下に轟かせよう。今、我々はそのチャンスを掴んだぞ。 次週も決戦モードでレベスタに乗り込むべし。 PR |
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