2024 12,27 00:48 |
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2008 07,31 13:08 |
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鳥取からの帰り、岡山の本村(?)から山口の美祢の辺りまで寝させてもらったこともあり、小倉に着いた時にはスッカリ頭が冴えてしまっていた。 負けた試合の帰り道、一人でハンドルを握っている時はいつだって考え事をしてしまう。 一つは鳥取から一人で帰って来る仲間達の事。一つはNWがこれからどうなっていくか。そして自分はどうしたらいいのか。 頭の中で自動再生される昨夜の負け試合の映像と共に考えていると、とてもすんなり帰る気にはなれなかった。 「そうだ、山に登ろう。」 中途半端に体力が回復するからいろいろモヤモヤしてしまうのさ。 それならヘトヘトのバテバテになって家についてシャワーを浴びたら死んだように眠れるはずだ。 新北九州空港への連絡道路の途中にポッコリとした山がある。その山が昔の山城だったことは以前から知ってはいた。740年頃に築城され、戦国時代の終焉と共に廃城となったという松山城。 鳥取帰りのその足で頂上に登ってみよう。登山日和だぜ。 と、まぁ勢いだけで山の高さも、実際に登れるのかどうかすらも知らないまま、「行けば何とかなる」と寄り道ブッこいたのでございます。 まず登り口がすげぇ判りにくい。普通の民家と畑の中を通って行く感じ。 一番上の画像のところまで来た時点で少し不安になるが、撃ちてし止まんの精神を以って突撃す。 登山道は整備されてはいるが、角度が急でみるみる体力が削られていく。 途中に休憩する為の丸太の椅子がある。そうか、この山はそれなりの覚悟で登らなならん山だったか・・・。 すんません、あまりの厳しさに途中、写真は撮れませんでした。だってキツイんだもの、たぐお。 頂上付近には何やら発掘調査中の遺構があったが、どうでもいい感じになってしまっていた。 当時のものと思われる石積みの階段を駆け上がると、くまんばちの群れが出迎えてくれた。大群だ。 ちゅーか確実に巣があるだろってレベルの大群だ。 僕はノルマンディーに上陸した兵士のように身をかがめて広場を抜け、見晴らしの良い場所を目指した。 ここで初めて山の高さを知る。高さ130m。登山距離381m。大したことないようで大したことあった。 381mを走るとしんどいよね。それを上に登るんだからそりゃあバテますわ。冷静に考えたなら小学生でも判る事実であったが、当時の僕は山に登りたい一心で脳の回転がシンプルになっていたのだ。 画像は松山城跡から見た苅田・行橋方面。マイ・タウン。奥が英彦山。 小倉方面。左側奥が皿倉山(らしい)。真ん中の山は足立山。 手前がウェービー君の故郷、曽根干潟。 ウェービー君はいませんでした。ちゅーかいるほうが珍しいワケだが。 画面を右にスライドさせると北九州空港の連絡橋が見えるのだが、くまんばちの群れが頭上を飛び交う為、集中できん。 それ以前に直射日光を受けてめまいがしてきた。久し振りに命の危険を感じる。帰ろう。再び身をかがめ、くまんばちの群れの真下をすり抜ける。 今度は381mを駆け下りねばならないが、下りの時は足への衝撃が登りの時よりも強く、足場の悪さもあって落下しそうになる。重力と速度を考慮しながら足を下ろすが一歩ごとに足の裏に激痛が走る。 遠足は帰るまでが遠足である。同じように遠征もまた家に帰るまでが遠征なのだ。 つまり、まだこの時点で僕の鳥取遠征は終わっていない。死ぬわけにはいかん。 ここで死んだら「アイツは鳥取に行ったはずなのに、なぜ苅田の山で死んでいたのか」と真夏のミステリーに書き加えられてしまう。 どちらかと言えば、僕はミステリーの現場に颯爽と現れ、「謎は全て解けた!」とか言うほうがいい。死体で登場など御免こうむる。 なんて下らない妄想をしているうちに無事に下山。見た目以上にキツイ山だった。 近くの自販機でスポーツドリンクを買い、逃げるように10号線を南に下って無事に家に辿りついたのでございます。 教訓:1、真っ直ぐ家に帰る :2、思いつきで山に登らない どうやらまた一つ賢くなったようだ。 余談ですが曽根干潟にいなかったウェービー君、こんなところにいました。 次節は8月3日(日)15:00より鞘ヶ谷にてTDK SC戦。 その時間でも相当の蒸し暑さの中での試合になるでしょう。 サッカーをするのも観るのもハードな季節、それでもなおハードな応援を続ける仲間達の奮闘とその無事を祈らずにはいられない。 例えこの身は離れていても、我が魂、常に同志諸兄らと共に在り。 PR |
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コメント |
良いね~
いろいろあるけどさ。 想いは一つだと思います。 一枚岩になってキッチリ勝点3獲りましょう。 Qリーグから北九州を見てきた自分にとって 鞘ヶ谷こそ聖地。 ここだと負ける気しないね。 絶対登りつめましょう。 Re:気持ち伝わるよ
お疲れ様です。
今は鞘ヶ谷の方が盛り上がりそうな気がせんでもないですね。 一つ一つの足跡が強い記憶を刻むものであるなら、必ず次へ繋がると確信しております。 我々は必ず登りつめて共に頂上からの広がる景色を見るでしょう。深い森を駆け上がる今を楽しんで行きます! |
今まで何度も見てきたよ。
レフリーのミスジャッジはつきもん。 その都度ハラワタ煮えくり返る。 でもね。 後でガチャガチャ言ってもはじまらない。 それがサッカー。 結局、ゴールネットを揺らした方が勝ちなんだ。 明日はキッチリ、ゴールネット揺らそう。 もう・・突き破るくらい。 明日は新兵器持って参戦します。 熱く熱く行きましょう! Re:何度もね・・・・
お疲れ様でした。0時過ぎに帰って参りました。
職場を出る時に団長より「下らん試合だった」というメールを受け取って結果を悟りましたが、惨憺たる有様だったようで博多の森さん始め、観戦されていた皆さんの無念さは察するに余りありますね・・。 博多の森さん、厳しい状況が続く今こそクソアツくやって行こうと思います。もし間違った方向にアツくなっていたらいつでも叱り飛ばして下さい。 これからも宜しくお願いします。 |
今日、登ってみました
あの強行軍の最後によく挫けず登れましたね 若いって素敵です やっぱ登山道入口付近の神社が、戸鳥神社だったから? 【2009/03/1121:28】||いかすみ#92d343cade[ EDIT? ]
Re:無題
お疲れ様です、忙しさにかまけて返信が遅れてしまいました。すみません。
晴れた日は小倉南区と行橋・苅田が一望できるビューポイントではありますね。 >あの強行軍の最後によく挫けず登れましたね あの時の僕はどうかしとったんです。 御所ヶ谷の方にも行かれる計画があるようですが、夏がオススメです。いかすみさん好みの昆虫がウジャウジャいます。入り口を探すのに一苦労すると思うので本当に行かれる前に一言言って頂ければ写真付で入り口までのガイド記事をアップしますよ。なんせウチから10分ぐらいなんで。 |
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